ブリが「出世魚」と呼ばれるワケとは?名前や順番について調べてみた

ブリが「出世魚」と呼ばれるワケとは?画像はイメージ

12月から1月に旬を迎えるブリは、お刺身や焼き魚、煮物、鍋…といろんな食べ方ができて、人気のある魚の1つ!

冬になるとスーパーにたくさん並んでいるよね!

でも、そんなブリが、小さいときは違う名前で呼ばれていたって知ってる?

実は、ブリは「出世魚」という、大きさによって呼ばれる名前が違う魚なんだよ。

今回は、ブリが出世魚と呼ばれる理由や、名前の違いについて紹介していくよ!

ブリを使った料理も紹介するから、ぜひ作ってみてね!

ブリが「出世魚」と言われているのはなぜ?

ブリが「出世魚」と言われているのはなぜ?画像はイメージ

「だいたい、出世魚ってなんのこと?」という人も多いかもしれないね!

魚が「出世する」って、不思議なワードだけど、どんな意味があるのか?!

まずは、出世魚とはどんな魚のことなのか、またブリが出世魚と言われている理由を探っていこう。

そもそも出世魚とは?

出世魚とは、稚魚から成魚になるまでの間に、何度か名前が変わる魚のこと。

昔の日本では、成人をしたり、役職が上がったりするタイミングで改名をする風習があったそうだよ。

例えば、戦国武将として有名な「織田信長」も「豊臣秀吉」も「徳川家康」も、その名前に至るまでに、何度も名前を変えているんだって。

これに倣って、成長する過程で名前を変える魚を出世魚と呼ぶようになったそうだよ。

出世魚は縁起物とされているから、お祝いの料理に使われることも多いんだよ!

ブリは何回も名前が変わる魚

ブリは、九州から北海道までを行ったり来たりする回遊魚。

秋頃からは産卵のために日本海を南に下ってくるので、餌場である北海道のほか、新潟県や富山県、石川県、長崎県や宮崎県で冬に水揚げされることが多いんだよ。

ブリは成長に合わせて何回も名前が変わるけれど、一般的には80センチを超えたものをブリと呼んでいるんだって。

では、実際にどんな名前に変わるのか!具体的に紹介していくよ~。

ブリの名前や順番は地域によって変わる!

ブリの名前や順番は地域によって変わる!画像はイメージ

成長する過程で名前が変わるブリだけど、実は名前や、呼ばれる順番は地域によっても違うんだって!

ブリの呼ばれ方について、関東の場合と全国の場合を見てみよう!

関東のブリの名称

関東では、ブリの大きさによって、下記のような呼ばれ方をしているよ。

名称 サイズ
モジャコ 約3~7㎝
ワカシ 約10~35㎝
イナダ 約35~60㎝
ワラサ 約60~80㎝
ブリ 約80㎝以上

「イナダ」や「ワラサ」は聞いたことがあっても、「モジャコ」や「ワカシ」は初めて聞いたという人も多いんじゃないかな?
※関東内においても地域により違う呼び方の場合があります。

全国のブリの名称

次に、関東以外ではブリはどんな呼ばれ方をしているのかも調べてみたよ!

下の表は、全国でのブリの呼ばれ方を表しているよ~。

地域 約20~40㎝ 約40~60㎝ 約60~80㎝ 約80㎝以上
関西 ツバス ハマチ メジロ ブリ
山形 アオコ イナダ ワラサ ブリ
静岡 ワカナゴ イナダ ワラサ ブリ
石川 コゾクラ フクラギ ガンド ブリ
山陰 ツバス ハマチ マルゴ ブリ
福岡 ツバス ヤズ ワラサ ブリ

同じ魚で同じ大きさなのに、場所によって名前が全然違っているなんて面白いね!
※上の地域内においても地域により違う呼び方の場合があります。

カンパチやヒラマサはブリではない

人によっては、カンパチとヒラマサ、ブリが同じ魚だと思っている人もいるかもしれないね。

でも実は、この3つは全部別の魚なんだよ。

同じスズキ目アジ科ブリ属だから見た目がとってもよく似ていて、そのせいでカンパチやヒラマサをブリと勘違いしている人が多いみたい。

カンパチやヒラマサはブリとはまったく別の魚だから注意してね~。

ブリ以外の出世魚には何がある?

ブリ以外の出世魚画像はイメージ

これまではブリについて説明してきたけど、ここでブリ以外の出世魚についても見てみよう。

ブリ以外では、スズキやボラ、サワラなどの出世魚があるよ~。

1つずつ、名前の変化を紹介するね!

スズキ

まずはスズキについて説明するね。

スズキは、日本国内で幅広く生息している魚で、昔は高級魚として扱われていたこともあるみたいだけど、今はスーパーでも手に入りやすくなっているよ。

スズキは、体長が25~40㎝の時は「セイゴ」と呼ばれ、40~60㎝になると「フッコ」、60㎝以上で「スズキ」と名前が変化していくよ。

地域によっては、「フッコ」を「ハネ」と呼んだり、「フッコ」と「スズキ」の間のサイズを「マダカ」と呼ぶこともあるんだって。

ボラ

日本全国に生息しているボラも出世魚の1つ。

ボラの名前は地域によっても大きく異なるから、ここでは関東地方での呼び方を紹介するね。

関東では、10㎝未満は「オボコ」、10~15㎝は「イナッコ」や「スバシリ」、15~30㎝が「イナ」、30~50㎝のものを「ボラ」と呼ぶことが多いみたい。

さらに、50㎝を超えるものは「トド」と呼ばれているそうだよ。

サワラ

味噌に漬けて焼く西京焼きなどで人気のサワラ。

比較的大きな魚だけど、サワラも成長過程で名前が変わるんだよ。

40~50㎝のうちは「サゴチ(サコシ)」、60㎝程で「ナギ(ヤナギ)」、60㎝より成長したもが「サワラ」と呼ばれるよ。

サワラは大きいものだと、80㎝程まで成長するものもいるみたい!

ブリの美味しい食べ方を紹介!

ブリの美味しい食べ方画像はイメージ

冒頭にも紹介したように、ブリはいろんな食べ方を楽しめる魚だよ。

ブリのおすすめの食べ方として、照り焼きとブリ大根、竜田揚げを紹介するね!

ブリの照り焼き

ブリを使ったレシピとして人気が高いのが、ブリの照り焼き。

甘辛いタレがからんだ照り焼きは、ご飯との相性もバツグン!

まず、ブリに塩を振ったら10分ほどおいて、出た水分をキッチンペーパーでふきとろう。

次に、フライパンにサラダ油を熱して、ブリを中火で両面焼くよ。

そうしたら、しょうゆ、お酒、みりん、砂糖を混ぜたものをフライパンに入れて、ブリにからめてね。

タレにとろみがついて、照りが出てきたら完成だよ!

ブリ大根

煮物はハードルが高いって感じている人もいるかもしれないけど、ブリ大根はとっても簡単!

まずはブリを食べやすい大きさに切って、臭みをとるために沸騰したお湯にさっとくぐらせてね。

大根は半月切りや乱切りにして、お鍋に水と一緒にいれて火にかけよう。

大根が煮えてきたら、ブリとしょうが、しょうゆ、酒、みりんをお鍋に加えて、味がしみるまで煮たら出来上がり!

簡単だから、ぜひ作ってみてね。

ブリの竜田揚げ

竜田揚げもブリを美味しく食べるおすすめのレシピ。

ボウルに、しょうゆ、お酒、ごま油、にんにくとしょうがのすりおろしを混ぜて、そこに、一口サイズに切ったブリを入れてもみ込んでね。

そのまま10分くらい置いたら、ザルに移して水気を切っておこう。

ビニール袋に片栗粉と水気を切ったブリを入れてシャカシャカ振ってね。

温めたサラダ油でキツネ色になるまで揚げたら出来上がりだよ!

竜田揚げだと子供も食べやすいので、ぜひ作ってみてね~。

居酒屋さんでブリを食べて今年を締めくくろう!

居酒屋さんでブリを食べて今年を締めくくろう!画像はイメージ

冬のブリは脂がのっていて、とっても美味しいよね!

ブリを自宅で食べるのもいいけど、年末には親しい人と出会ったら、お手軽に居酒屋さんで美味しいブリを食べてみては?
目利きの居酒屋さんでは、ブリだけじゃなく、美味しいお魚料理がたくさんあるよ!

美味しいお魚料理を食べながら、今年1年の出来事を居酒屋さんで語り合ってみない?

目利きの居酒屋はこちら

まとめ

  • 出世魚は昔の人が成人や出世で改名することからきている
  • ブリになるまでの名前は全国で違っている
  • 出世魚はブリ以外にもある
  • 年末は居酒屋さんで旬のお魚料理を食べながら忘年会をしよう