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お酒のおともとしてかかせない「おつまみ」。
メインのお酒に隠れて目立たないおつまみだけど、お酒については詳しくても、おつまみに関しては詳しく知らない人も多いんじゃない?
今回はそんな影の立役者である「おつまみ」に注目して、おつまみそれぞれの「トリビア」を集めてみたよ~。
そもそもおつまみってなんだ?「肴(さかな)」や「あて」との違いは?
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お酒と一緒に注文する料理として使われている「おつまみ」という言葉。
実は日本では「おつまみ」よりも「肴(さかな)」という言葉の方が、先に使われていたんだって。
奈良時代に発行された「常陸国風土記」にも、「酒と肴を用意して男女が集まった」といったことが書かれているよ。
肴(さかな)というのは「お酒と一緒に出される料理」のことを指していて、お酒と一緒であればどんな料理も「肴(さかな)」になるそうな。
一方で、おつまみはというと、基本的には「手でつまんで食べられるもの」のことを指していて、本格的な料理ではなく、お酒と一緒に簡単につまめる料理のことを言うらしい。
この他に「あて」という言い方もあるけど、これは主に関西地方で使われていて、お酒に「あてがう」料理を指しているんだって。
おつまみと同様に、本格的な料理ではなく、ちょっとした小鉢的な料理のことを指しているよ。
「おつまみ」と「肴(さかな)」は同じように使われているけど、実はちょっと意味合いが違っているんだね~。
では早速、定番のおつまみの知ってそうで知らないトリビアを順番に確認してみよう!
おつまみトリビアその① 枝豆
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「とりあえず枝豆!」という人も多いと思うけど、枝豆って実は大豆が育ち切ってない「未熟豆」のことを言うんだって。
あと、成長して大豆になったら「豆類」になるけど、枝豆の状態は豆類ではなく「野菜類」になるそうだよ。
茹でた枝豆に塩を振っただけでも十分美味しいけど、ガーリックと一緒に炒めたり、七味唐辛子を振ったりと、いろいろな味変レシピもあるよ!
おつまみトリビアその② ポテトフライ
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ポテトフライは、とりあえず1品頼んでおけばお腹の足しにもなる、優秀なおつまみとして人気があるよね!
日本ではポテトフライ、フライドポテト、とか色々な呼び方をされてるけど、アメリカでは「フレンチフライズ」、イギリスでは「チップス」、ベルギーでは「フリッツ」と呼ばれているんだとか。
また、ポテトフライはアメリカが発祥のような気がするけど、実はベルキーが発祥なんだって。
1600年頃のベルギーのナミュール地方の農民たちは川で釣った魚をフライにして食べる習慣があったんだけど、川が凍る冬の間は細く切ったジャガイモを魚の代わりに食べていて、それがフライドポテトの始まりだと言われているよ。
思ったより昔からポテトフライは食べられていたんだね~。
おつまみトリビアその③ 焼き鳥
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焼き鳥って実は鶏じゃなくても、豚でも牛でも串に刺したものを「焼き鳥」というんだって。
江戸時代からあった焼き鳥も、鶏肉だけじゃなく豚や牛も串にさして出していたようで、そこから続いているのかもね~。
あと、俳句の季語に「焼き鳥」があるんだって!これは知らない人が多いかも?
しかも、焼き鳥は「冬」の季語らしい。
焼き鳥にビールって夏っぽいイメージだけど、実は冬の季語だということを知っておくと何かのためになるかも?!
おつまみトリビアその④ ホッケ
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ホッケは北海道付近の寒い地域で獲れる魚で、居酒屋さんでも人気のあるメニューだよね!
でもホッケってちょっと変わった名前だよね~。
実はこの名前には色々な由来があって、蝦夷地開拓時代に法華経(ほけきょう)を説いたお坊さんが、ホッケの美味しさを広げたという説や、漢字のほっけは「」と書くけど、この「花」から「北の花」から「ほくか」そして「ほっけ」となった説もあるみたい。
脂ののったホッケは本当に美味しいよね~。昔のお坊さんが美味しくて広めたって言う説も分かる気がするね!
おつまみトリビアその⑤ エイヒレ
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居酒屋さんで七味マヨネーズなどにつけて食べると美味しいエイヒレ!
でもエイヒレってなんのことか、知らない人も案外多いかも?
エイヒレって、そのまんま、水族館でよくみるエイの「ヒレ」のこと。
「アカエイ」や「ガンギエイ」っていう種類のエイが使われているとか。
あと、北海道ではエイのことは「カスべ」と呼んでいるんだって!
カスべの語源は、昔は食べることができなくて魚の「カス」と呼ばれていたからだそうな。ちょっとかわいそう…。
また、東北の一部地域では「生」のエイヒレを食べるところもあるそうだよ。どんなお味なのか気になるよね~。
おつまみトリビアその⑥ 冷や奴(やっこ)
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冷や奴(やっこ)というと、冷たいお豆腐を四角く切ったものに薬味が添えられているもので、ちょっとしたおつまみとして居酒屋さんで注文する人も多いよね。
でも、なぜお豆腐のことを「冷や奴(やっこ)」と呼ぶのか、気になるところだよね。
その起源は実は江戸時代にあるらしい。
江戸時代の武家の従者で、大名行列で槍を持って先頭を歩いている人のことを「槍持ち奴(やっこ)」と呼んでいたんだけど、その槍持ち奴が着ていた半てんには四角い図柄の紋が染められていたんだって。
そのことから、四角に切ることを「奴(やっこ)に切る」というようになり、そこから冷たいお豆腐を四角く切ったもののことを「冷や奴」と呼ぶようになったそうだよ。
冷や奴は江戸時代の人たちもお酒のおつまみにしていたのかもしれないね!
おつまみトリビアその⑦ シーザーサラダ
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居酒屋さんで注文するサラダの中でも人気の「シーザーサラダ」。
シーザーサラダといえば、にんにくやチーズのきいた独特のドレッシングに特徴があるよね!
シーザーサラダの名前の由来は、かの有名な偉人「ジュリアス・シーザー」だと思われがちだけど、実はこれが間違い。
シーザーサラダの名前は、メキシコの街にある「シーザーズ・プレイス」というレストランのオーナー、シーザー・カルディニさんの名前からきているそうだよ。
この、シーザーさんが1924年のアメリカの独立記念日に、お店にあったレタスやパルメザンチーズなどその場のありあわせの材料で作ったサラダが評判になり、「シーザーサラダ」と名付けられて有名になったんだとか。
そのうちメキシコからアメリカ本国にもこのレシピが伝わり、今に至るというわけ。
シーザーさんが考えた、オリジナルのシーザーサラダのレシピから、今はかなり変化して、ベーコン入りや温玉入りなど、居酒屋さんでは色んなスタイルで提供されているよ!
おつまみトリビアその⑧ 子持ちししゃも
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子持ちししゃもは、片手で簡単に食べられて美味しい人気のおつまみだよね~。
実は、本来のししゃもは北海道のみで獲ることができる貴重なお魚で、今は漁獲量がかなり減っているので、日本の本ししゃもの流通量はかなり少ないそうだよ。
手に入りにくい本ししゃもの代わりに、現在日本のスーバーや居酒屋さんなどで提供されているししゃもは、ほとんどが「カラフト(樺太)シシャモ」なんだって。
あと、そもそもシシャモって変わった名前だけど、実はアイヌ語だって知ってた?
「柳の葉の魚」を意味するアイヌ語・スサム(susam)からきていて、漢字では「柳葉魚」と書くんだよ~。
シシャモの漢字や語源を知ってる人は少なそうだから、話のネタに覚えておくと役に立つかも?!
居酒屋さんの定番おつまみはテイクアウトできる!
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居酒屋さんには魅力的なおつまみがたくさんあるけど、今は自宅でもテイクアウトやデリバリーしてもらえるって知ってた?
最後に、居酒屋さんのおつまみをおうちで楽しみたい人のために、テイクアウトやデリバリーができる居酒屋さんを紹介するよ。
おつまみをテイクアウトできる居酒屋さん
モンテローザグループの居酒屋チェーン店では、テイクアウトでおつまみだけでなく、色んなお惣菜をテイクアウトすることができるよ。
一例として、テイクアウトできるおつまみメニューを紹介するよ~。
白木屋 |
魚民 |
笑笑 |
・串焼5種盛り合せ
・しまほっけの炙り焼
・エイヒレの炙り焼き
・子持ちししゃも
・ポテトフライ
ほか
※テイクアウト対応店に限る |
・あったか枝豆
・スパイシーポテト
・鶏のなんこつ揚げ
・カリカリ鶏皮の甘だれ
・本日の串焼盛り合せほか
※テイクアウト対応店に限る |
・バリチキ(名古屋風尾張揚げ)
・いか下足の炙り焼
・子持ちししゃも
・ヤゲン軟骨の唐揚げ
・シャカ×2ポテト
※テイクアウト対応店に限る |
上記のお店でテイクアウトするには事前にネット予約が必要なので、まずは近くで利用できるお店を探して、早めに予約をしておくようにしよう!
デリバリーできる居酒屋さん
最近はUber Eatsなどのフードデリバリーサービスが普及して、色んなお店の料理を自宅までデリバリーしてもらえるようになったよね!
ピザやお寿司だけでなく、居酒屋さんのメニューもデリバリーしてもらえる時代!
自宅にいながら美味しい居酒屋メニューを注文したい人は、フードデリバリーサービスを利用してみるのもおすすめだよ~。
ただし、地域によって対応しているお店が違うので、自分のおうちが対応しているお店がどこか、事前にチェックしておこう!
まとめ
- おつまみとは、基本的につまんで食べれるお酒に合う料理のこと
- ポテトフライはアメリカが発祥ではなかった
- 焼き鳥は俳句の冬の季語にもなっている