アヒージョって知ってる?
アヒージョはフラメンコや闘牛で有名な情熱の国スペインの料理だよ。語源は「小さなニンニク」という意味で。スペイン料理のタパスの一種なんだ。
タパスとはワインと一緒に楽しむ少量の小皿料理のことで、名前の由来はずばり「タパ」=「蓋」という意味が複数形になったんだって。その昔、中世のスペインの居酒屋「バル」ではワインを提供する際には小皿料理も一緒に提供する習慣があって、ワインを飲む際にショウジョウバエや埃が入るのを防ぐ目的で小皿を蓋にもしていたことも由来。という説があるそうだよ。タパスの中でもアヒージョは今や居酒屋でも見かける日本でも人気の料理だね。
定番のアヒージョ
それではアヒージョはどんな料理なんだろう?
アヒージョの作り方は「カスエラ」と言われる小鍋にオリーブオイルに刻んだニンニク・鷹の爪・などを入れて弱火にかけじっくり熱して、ニンニクに少し色がついたら、お好みの具材を入れて、火が通ったら出来上がり。じっくり丁寧に作れば意外と簡単に出来そうだね。
面倒な人はオリーブ・ニンニクと、下味をつけた具材を小鍋に入れて、オーブンやトースターに入れて火が通ったら即席簡単アヒージョの出来上がり。
出来上がったら小鍋ごと敷板に載せテーブルに運び、バケットやチュロスと一緒に食べるんだよ。この時まずはバケットには旨味が詰まったオリーブを染み込ませて食べるのがスペインでは一般的。実は具材は後で食べるんだって。
そのため、本場スペインでは「バケットやチュロスが無いと成立しない料理」とも言われているんだよ。美味しそうだけど量が少ないと思ってた?バケットと一緒に食べるからなんだね。日本ではバケットがついて来ない事も多いけど、注文出来るお店では是非トライしてみようよ。
アヒージョづくりに必要なもの
小鍋
スペインでは定番の「カスエラ」がなくても「スキレット」等で代用も可能。意外な所でたこ焼き器でも一口サイズでいろんなバリエーションのアヒージョが作れるよ。オーブンやトースターで作るなら、グラタン皿やココット皿の様な耐熱容器でもOK。
食材には下味
塩分は油に溶けないので、塩味などはあらかじめ下味を食材に付けてから調理しよう。ちなみにフライパンで料理をするとき油に塩をひとつまみ入れると油はねを防ぐことが出来たり、洋服に油シミがついたときは直ぐに塩をふりかけると油を吸い取れるよ。
(´ー`).。oO(なんとも不思議な塩と油の関係。)
オリーブオイル
一般的には「エクストラバージン・オリーブオイル」はそのまま「ピュア・オリーブオイル」は加熱とも言われるけれど、実際には絶対の定義じゃないんだって。「エクストラバージン・オリーブオイル」=「風味豊か」、「ピュアオリーブオイル」=「すっきり癖が少ない」という違いなんだって。どちらを選ぶにしてもせっかくだから良いオリーブオイルを使ってみたい…
特にエクストラバージンオリーブオイルは…
- 天敵の光から守る遮光性の高いボトルに入っている
- 酸度(acid)が0.8%以下
- ラベルには収穫時期・原産国・オリーブの品種が記載されている
- オーガニック認証マークがついている
ものが特に良いんだって。アヒージョを本格的につくるなら火加減も大切。オイルの風味を飛ばさない様に弱火であせらずじっくり煮込もう。風味豊かな良質のエクストラバージン・オリーブオイルが手に入った際は是非サラダやカルパッチョでも頂きたいな。
ニンニク
せっかくだからニンニクも良いものを使おうよ。
ポイントは…
- 皮は薄く白くてツヤがあるもの
- 頭の茎部分がよく締まっているもの
- 粒が大きく固く重いもの
- 皮付きの状態で匂いが薄いもの
形が丸くて重いものが良いそうだよ。逆に皮が茶色いものは鮮度が落ちているよ。大きさの割に軽いものや、皮を向いていないのに匂いが強いもの、芽が出てしまっているものは、傷んでいたり古くなっているよ
居酒屋のアヒージョ
アレンジ大好きな日本人、数年前から人気のアヒージョは日本のバル「居酒屋」でもいろんなバリエーションが増えてるよ。実はポイントを押さえれば家庭でも作れそうだよ。今、無限のバリエーションを作れるアヒージョが今グツグツして熱い?
居酒屋でみつけたアヒージョを紹介するよ。おうちでも挑戦してみない?
エビのアヒージョ
素材が決め手のシンプルな海老のアヒージョ。弱火でじっくりガーリックオリーブオイルをつくるのがポイント。
画像はイメージ笑 笑
厚切りベーコンと海老のアヒージョ
厚切りベーコンを追加すればおつまみでも、おかずえでも最適。ベーコンには塩分があるので下味いらずで手軽で美味しいよ。
画像はイメージ白木屋
2種のきのことベーコンのアヒージョ
食卓で人気のお馴染みエリンギやしめじ&ベーコン。美味しいだけじゃなくてここらで一丁食物繊維も補給するよー。
画像はイメージ笑 笑
欲張りアヒージョ
さらにソーセージ・カリフラワー・プチトマトをいれて、豪快に欲張りに具を食べるアヒージョ。卵黄を後乗せしても美味しいんだぜ~。
画像はイメージ笑 笑
牛タンとハラペーニョのHOTチリアヒージョ
鷹の爪とハラペーニョの2種の唐辛子の効いたHOTチリアヒージョ。辛党におすすめ。ごろっとしたハラペーニョがたまらナイス。
画像はイメージ笑 笑
明太子と長芋の和風アヒージョ
スペイン風だけではなく和ヒージョはいかが?長芋を使ったオリジナルな和風アヒージョ。トッピングは明太子と大葉。工夫次第で色々作れそうな予感。
画像はイメージ笑 笑
どれも美味しそうなアヒージョだね。今回紹介したアヒージョの取り扱い店舗ではバケットが追加料金で注文できるよ。実はオリーブオイルって体に良いって知ってた?オリーブオイルの特徴的な栄養素の「オレイン酸」はコレステロールの改善に期待されているんだって。特にトマトとの組み合わせはリコピンの吸収率も上がるそうだよ。美味しくて体に良いし、工夫次第でバリエーションは無限大!といい事ずくめのアヒージョだけどカロリー自体は高めだから食べすぎには注意だね。
※余ったオイルは無理して食べずに次の日リゾットやパスタに使うと◎長期保存には向かないよ。
まとめ
- スペイン語で小さな「ニンニク」
- アヒージョのメインは旨味の詰まったオリーブオイル
- 本場の定番はバケットと一緒に食べる
- 今アヒージョのアレンジが熱い
- 美味しくても食べ過ぎは注意