
実は存在した?鍋奉行
鍋奉行必見?現代の鍋料理のルーツと言われるような鍋は江戸時代中ごろに生まれたらしいよ。更に以前は囲炉裏に鍋をぶら下げ調理し、各々の器に取り分けて食べるスタイルが主流だった。
戦国時代から天下太平が実現し生産技術が進歩した江戸時代中ごろに入ると、七輪や長火鉢が一般の家庭にも普及するようになると小さい鍋を一人、二人で気軽に食べれるスタイルが流行ったんだって。醤油やみりんなんかの調味料の発達も伴い、こたつに入って長火鉢で鍋を食べるのが、今よりも寒かった江戸時代の冬を越す秘訣でもあったようだよ。
鍋奉行の由来はさらに江戸時代初期まで遡るそうで、鍋が貴重な江戸時代初期に鍋自体を管理する役職が鍋奉行だったが、こちらも生産技術の進歩とともにいつしか名誉職になったそうだよ。
言葉の響きと共に鍋にこだわりが強い人、仕切りたがる人を鍋奉行と呼ぶ用になったというのが一説なんだって。
ただし、人のペースや好みを考えず、我が物顔で仕切りたがる人への俗語の面もあるから気を付けよう。折角の食事はみんなで仲良く楽しみたいね。
ちゃんこ鍋の「ちゃんこ」は鍋の種類じゃない
現代で人気のちゃんこ鍋、実は「ちゃんこ」とは力士がつくる「料理やご飯の総称」であって、たとえカレーであっても、焼きそばだったとしても「ちゃんこ」なんだって。だから実は力士が作ったらその時点でそれは「ちゃんこ」その中でも鍋がなぜ有名かと言うと
- 一度に簡易かつ大量に調理ができる
- 栄養のバランスが取りやすい。
- 材料を良く加熱し作るので衛生面でも安心
- 鍋を囲む雰囲気が良い
- 皆で一気に食べられるのでちゃんこ番にも優しい。
との理由で力士にも人気でちゃんこの中でも鍋が有名。そんな力士のちゃんこに、あやかって家庭や民間の料理屋さんで献立に取り入れた所、今では冬の鍋の人気メニューになったんだよ
冬にあったか鍋の魅力
江戸時代も令和も変わること無く人気の鍋の魅力は寒い冬の人気
鍋に入れると嬉しい栄養満点の食材をご紹介
白菜 | ビタミンC・食物繊維・カリウム |
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水菜 | ビタミンC・食物繊維・カルシウム |
きのこ | ビタミンB2 ・ミネラル・食物繊維 |
豆腐 | 豆腐はアミノ酸スコアも高く高タンパク質。 栄養豊富で低カロリーな食材の代表格。 |
豚肉 | ビタミンB1・B12豊富のブタミンパワーッ |
鶏肉 | タンパク質・ビタミンA・ビタミンK |
魚類 | タンパク質・DHA・EPA・カルシウム・タウリンなど |
体が温まるだけではなくて、栄養豊富そうだね。シメにも具材を追加したら更に大満足の予感。食べすぎには注意。でも止められなさそう・・・
今月の人気鍋はこちら
※2019年12月時点のメニューです。
具沢山塩ちゃんこ鍋
画像はイメージ
「白菜」「水菜」「もち巾着」「豆富」「しめじ」「海老」「真鱈」「帆立」「豚バラ」「つくね」「鶏もも」「牡蠣」力士もきっと大満足?の具沢山
発酵ねばねば納豆鍋
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冬に嬉しい鍋は納豆やとろろを入れると、腸活にも役立つ「ふわふわ、ねばねば鍋」になるよ!体の芯から温まりそう。
キタのコーンバター味噌鍋
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北の味覚石狩鍋にコーンとバターが入ったアレンジメニュー、もちろんシメは道民のソウルフード、ラーメンをチョイスしたい。
七種のおでん鍋
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昔のおでんは焼き田楽だったんだって。寒い冬にはやっぱり、かつおと昆布の一番だしで、じっくり煮込んだ「おでん」が良いよね。
まとめ
- 鍋は昔から日本のソウルフード
- 鍋奉行は江戸時代の役職だったらしい
- 人気のちゃんこは、力士が作った料理のことだった
- ちゃんこ鍋は具沢山鍋
- 具沢山鍋は美味しいだ
- 冬はあったか鍋をみんなで囲もう