次期激辛ブームは生スパイスの予感
画像はイメージ
繰り返す激辛ブーム、次は「生スパイス」が来ると予想されて話題になっているよね。
生スパイスは、ただ辛いだけじゃなくて香りや食感を楽しめるのが特徴で、乾燥させたスパイスと生スパイスの大きな違いは、その「水分量」にあるんだ。摘む前のスパイス内の水分を可能な限り多く保つことで、プチッと柔らかな食感と華やかな香りを実現することができるんだね。今回は、スパイスが苦手な人でもハマっちゃうかもしれない生スパイスの魅力に迫るよ。
クセになる生スパイス鍋のヒミツ
画像はイメージ
辛さのメカニズム
1.辛さの種類は大きく2タイプ
ひとことで「スパイス」と言っても、食べた後に口の中がカっと熱くなるタイプもあれば、鼻にツーンっと刺激がくるタイプもあるよね。例えば、カっと熱くなるタイプのスパイスは「水や加熱に強い」から、カレーや麻婆豆腐に入れても辛さに変化はないんだ。でも、ツーンっと刺激がくるタイプのスパイスは「加熱に弱い」から、加熱することで辛さが弱まるんだ。辛いのが苦手な人は、ツーンっと刺激がくるタイプの山葵などを加熱してチャレンジするのがイイね♪
2.実は身体に対しても違いがある
カっと熱くなるタイプのスパイスは胃腸では分解されにくいから、排出されるまでの過程は一貫して刺激的な状態を保つらしいよ。恐ろしいね。辛党のひとの内蔵は、どうなっているのか不思議でならない。逆にツーンっと刺激がくるタイプのスパイスは水で分解されてしまうから、長い時間刺激的な状態が維持されないかわりに消化を助けて食欲を増進することに繋がるらしい。ふむ。どちらも刺激があることにはかわりないから、身体のことを考えると何ごとも程々がイイって感じがするね。
生スパイスと鍋の相乗効果
画像はイメージ
さて、ここ数年増え続けているのが「シビレ鍋」と呼ばれるビリビリとした後味がクセになるスパイス鍋。テレビのバラエティ番組でタレントさんが涙しながら食べ切れるのか否か的な特集をやっていたりするよね。見ているだけでも本当に辛そう…そもそもスパイス鍋って、我慢して食べるものなのかなって思うんだけどね。確かに乾燥スパイスの王道である唐辛子は、辛い。でも生スパイスの王道である「生胡椒」「生姜」「山葵」が唐辛子と同じように辛くて苦手というひとは少ないように感じる…ちなみに今回ピックアップした生スパイス鍋は実際に作って食べてみた結果、辛党じゃないのに全然大丈夫だったよ。同じように辛いものが苦手ってひとでも、気軽に生スパイス鍋を試すなら断然これって鍋を紹介♪
生胡椒
プチッと弾けるような食感とフレッシュで芳醇な風味が口いっぱいに広がる。アーモンドミルク鍋と合わせるのが面白い☆意識高い系の女子に人気があるアーモンドミルク鍋は、乾燥が気になる秋から冬にかけてのこの時期、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEを上手に摂取できるから嬉しいね。生胡椒との相乗効果で、優しいアーモンドミルクのスープにアクセントを付けることができたよ。
生姜
身体の内側からポカポカ温まるから、季節の変わり目にモッテコイ。韓国の参鶏湯(サムゲタン)と合わせて、薬膳鍋にしちゃう。身体が弱っている人でも食べやすい優しい味。出汁となるチキンは「身体を温める食材」として、発汗を促してくれるよ。そして、もうひとつ欠かせないのが「高麗人参」だね。韓国では不老長寿の妙薬として珍重されていて、強い滋養強壮効果が期待されているよ。
山葵
殺菌効果や肝臓に良いとされているよ。スープと一緒に煮るのではなくて、後乗せにして鼻にツーンと抜ける辛みを存分に楽しんじゃおう♪豆乳鍋と合わせて、後味サッパリでクセになる味わいが相性抜群。
【3回楽しむポイント】
1.沸騰直前に弱火にして、表面に膜が張ったら箸でそっと掬い上げて湯葉として食べる。
2.レモン汁を混ぜて暫く置くと、豆乳のたんぱく質がレモン汁の酸の作用で凝固して豆腐ができる。
3.生山葵を盛り盛りに盛って、湯葉や豆腐と一緒に食べる。
生スパイスとお酒の相性
辛いスパイスは苦手なくせにお酒にスパイスを足すのはスキなんだよね。自宅で簡単にできて、独断で美味しいって感じている組み合わせをドドーンっと紹介。今日にでも早速お酒を買って帰りたくなるかも知れないし、お酒に生スパイスをプラスしたら意外とイケるかもってひとが増えたら嬉しさ爆発しちゃう。
生胡椒×レッドアイ
レッドアイは、ビールをトマトジュースで割ったお酒のことだね。お店によってはレッドアイを注文すると、塩・コショー・タバスコなどが付いてくることがあるくらいなんだ。トマトの酸味と生胡椒による独特の辛味と食感がたまらないよ。真っ赤な見た目と浮かぶツブツブ感は、トマトジュースにタピオカを入れたみたい♪
生姜×ジントニック
生姜が辛口のジンをさらにドライでキリっとした味わいにしてくれるんだ。冷え性が気になって既にやっている人も多いみたいだね。ジンは、蒸留酒(スピリッツ)の1種でアルコール度数は40℃程度のものが多いよ。蒸留酒はカロリーが高めなのが気になるから、飲み過ぎには注意したいね。
ローズマリー×ウォッカ
見た目は可愛い、でも度数は驚くほど高めなソルティドッグ。爽やかなウォッカの風味とローズマリーのスーッとする香りが絶妙にマッチ。ローズマリーは、抗酸化作用、血流改善作用があってアンチエイジング作用が期待できると言われているね。ウォッカは一気に煽ると喉が熱くなるから、苦手な人はゆっくりチビチビと楽しむのがイイ◎
まとめ
- 次期激辛ブームは生スパイスの予感がする。
- 生スパイスは香りや食感を楽しめる。
- 乾燥スパイスと生スパイスの違いは水分量にある。
- 実は辛くない生スパイスがある。
- 生スパイスとお酒は相性抜群。