
日本酒は「難しい」?
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かつてはオヤジの代名詞的存在だった「日本酒」。近年では国内でのブームにとどまらず、海外からも注目を集めるなど現代人のスタンダードとして定着しつつある。一方でまだ「日本酒が好き」と声を大にして言えない「隠れ日本酒党」も多い。「だって『日本酒が好き』っていうと、『へぇ~じゃあ詳しいんだね』なんて急にハードル上げられるから…」こんな理由で「日本酒好き」を語れない人も実は多いのではないだろうか。逆に日本酒を懸念する人の中には、「よくわからないから…」などと言う人もいる。むしろ聞きたい。「じゃあ今飲んでいるその酒はわかって飲んでいるのか?」と。なぜ日本酒になった途端、謙遜するんで
そもそもどんなお酒なの?
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そ・も・そ・も。日本酒の原料は、(((わからない人にはこっそりヒントです…日本人の主食でもある、白くて、美味しい…)))そう、お米♪ざっくり説明すると、日本酒とはお米を蒸して→麹と水を加えて→発酵させたもの。なるほど、お米から出来ているならそりゃあ和食と合うワケだ。ちなみに日本酒造りに使われるお米は、普段ご飯として食べているお米とは違うから注意な。酒造り用のお米「酒米(
今日は日本酒のラベルで良く見る謎ワード「精米歩合」「酸度」「日本酒度」の意味を調べて
日本酒のラベルを読み解こう
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日本酒のラベルには色々書かれているけれど、何が書いてあるのやら…。初心者さんもコレだけ抑えれば大丈夫◎ キーワードはボトルの裏☆ 居酒屋で、酒屋で、ツウっぽくくるっとボトルを返して、背中のラベルを読み解いてみよう。
精米歩合
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しょう…べい…ほごう…?じゃなくて(;´゚∀゚`)っ))正しい読み方は「せいまいぶあい」。精米歩合とは、お米を磨いて(=削って)残った割合を示す数値。例えば精米歩合60%と書いてあるお酒は、お米を40%磨いているということになる。つまり、精米歩合が低いほどお米をたくさん磨いているということ。なるほど、これがわかれば某人気銘柄の「二割三分」のリッチなお値段にも頷ける。いわゆる「大吟醸」と呼ばれるお酒は精米歩合が50%以下のお酒を指すなど、精米歩合は日本酒の種類を決める基準にもなっているゾ。
※「純米酒」の分類には関係ないのでご注意を。「純米酒」については改めて紹介しま
酸度
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「えっ日本酒って酸っぱいの…?」なんて不安を抱くことなかれ。酸度といってもイメージすべきは「キレ」と「旨味」。酸度が高いほど辛く感じ、低いほど甘く感じる、と言われている。「辛口のお酒くださーい!」な人にこそ注目してほしい数字なのだ。
日本酒度
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辛口派の人はココにも注目☆日本酒度が高いほど辛口のお酒といわれており、酸度同様「辛口」「甘口」を見極める手がかりとなる数値なのだ。ちなみに日本酒度は何を示す数値かというと、お酒に含まれる糖分の量。じゃあ+になるほど甘いんじゃ?と思うけど、日本酒度の数値はお水より軽いか重いかを示したもの。ウーンややこしや――(´-ω-`)――…。糖分が含まれているほど水より重い=マイナス、糖分が含まれていないほど水より軽い=プラス、つまり辛口、ということ。
酸度と日本酒度は好みのお酒を探すときの参考にもなるから、是非「味わいMAP」を参考に、いろんなお酒にチャレンジしよう◎
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「自分好み」を探しに行こう
日本酒ラベルに記される基本的な3つの数値を解説したが、同じ数値でもお酒によって全く違う味わいが楽しめる「奥深さ」が日本酒の面白いところ。中でも「辛口のお酒」を定義するのは難しく、数値だけでは測れない味わいや、そもそも何をもって辛口と呼ぶのかなど、全国各地でさまざまな議論がなされている。お米の旨味が感じられるお酒、フルーティーなお酒、爽やかなお酒…日本酒の数だけ日本酒の味があるからこそ、「難しい酒」と言われてしまうのかも?だからこそ日本酒は「面白いお酒」であり、初心者も玄人もみんなを受け入れてくれる「懐の深~いお酒」。難しいことは考えず今宵も自分の直感と舌を頼りに日本酒を楽しもう♪
日本酒の個性、食事との組み合わせについて知りたい方はコチラ☆
まとめ
- 日本酒はお米で出来たお酒
- 精米歩合とは「お米を磨いて残った割合」を示す数値
- 日本酒度とは「甘口」「辛口」を示す数値
- 酸度とは日本酒の「キレ」や「旨味」を示す数値
- ラベルが読めると、好みの日本酒がわかってくる
- 難しい知識よりも「美味しい」という感覚が大切♪