新年あけましておめでとうございます。
令和3年、本年も美味しいものにまつわる、オトクになりそうなニュースを徒然なるままに日々探し、そこはかとなくお届け続けていきます!
本年も皆様よろしくお願い申し上げます。
今年の干支は?
令和3年・西暦2021年の干支は?
2番目の干支「丑(うし)年」だよ。ちなみに干支は本来、十二支(じゅうにし)十干(じゅっかん)という2つの暦を組み合わせた表記方法なんだって。
十干とは?
聞き慣れない「十干」とは、十二支同様、中国の自然哲学の「陰陽五行」の考えから来ていて、五行の木・火・土・金・水を、それぞれ陰と陽に割り当てたもので、
- 木=甲 (陽)・乙 (陰)
- 火=丙 (陽)・丁 (陰)
- 土=戊 (陽)・己 (陰)
- 金= 甲 (陽)・ 辛 (陰)
- 水=壬 (陽)・癸 (陰)
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の十種類。
十二支との組み合わせは実は60パターンもあって、60年をかけて一周するとちょうど「還暦」になるんだって!
令和3年は「辛」との組み合わせの「丑」で、「辛丑(かのとうし)」なんだ。
十二支十干は元々、日付を記録するためのもので、植物の循環を表しているそうだよ。
「丑」は本来「紐」からきていて、芽が種子の中に生じてまだ伸びることが出来ない状態で、新しい生命が種子の中に萌しはじめている状態をさすんだそう。
ちなみに馴染みの漢字の牛のイメージは古くから酪農や農業で人間にとって無くてはならない動物で大変な農作業を夜遅くまで手伝ってくれることから、牛は「誠実さ」「我慢」「眼が出る(これから発展する)前触れ」を表すと考えられて来たんだ。
「辛」は元々「新」に通ずる言葉で植物が枯れ、新しい世代が生まれようとする状態を指すんだって。
なんだかこの組み合わせ新しい時代を予感させる組み合わせだね。丑年は将来の成功に繋がる基礎を作るため、歩みは遅くとも一歩一歩着実に物事を進め、目の前の仕事を黙々と確実にこなすと縁起が良い年かもよ。
今年こそ元旦に一年の計を立てて。目標に取り組んでみたいね!
干支の意味は?
それじゃあ、みんなお馴染みの干支の動物はどこからきているんだろう?
干支の動物自体は実は十二支の概念を覚えやすくするためのものなんだって。そこで調べてみたら、その設定はとても凝っていて面白く、浪漫溢れる設定だったので紹介するよ。
十二支の種類は?
- 子 ねずみ
- 丑 うし
- 虎 とら
- 卯 うさぎ
- 辰 りゅう
- 巳 へび
- 午 うま
- 羊 ひつじ
- 申 さる
- 酉 とり
- 戌 いぬ
- 亥 いのしし
の12の動物がワンセットだよ。実は干支の種類と順番は、神様が干支を作る際に、動物に「年が明けた1月1日に、私のもとに挨拶にやってきたそう物から順に干支の名前を与えよう。」と言って挨拶の順位を競わせた順なんだって。
干支の順番はなぜ?
一見すると足の速い順ではなさそうだね?でも実は一番乗りは「僕は足が遅いから、十二支には入れないだろうけど、せめて元旦の日には神様に挨拶しよう。」と大晦日から、神様の元に出発した「牛」だったんだ…
神様の門の前まで到着して、門を叩こうとした時、ふっと体の小さな動物があらわれた…
それは「体も小さいし、長い距離歩きたくない。」と考え、早めの出発に気付いて牛の背中にこっそりと隠れていたネズミだったんだ。
気付いた時にはすでに遅し、ネズミはあっという間に門を叩いて神様に挨拶をしてしまったので、干支の最初はネズミ・2番目は牛になってしまったんだって。
ちなみに…
ネズミの罠にかかったのは実は牛だけじゃなく、猫もネズミに騙されたとされるよ。気ままな猫は神様のレースの知らせに気付かず伝言を聞きそびれてネズミに聞いて見たところ「競争相手は少ない方が良いだろう…!」と考えたネズミに「来年の神様のご挨拶は1月2日だよ!」と教えられたから、さぁ大変。干支に入るどころか、一日遅れて挨拶に来た猫は神様から大変怒られちゃったんだって。
このときから、猫とネズミが仲が悪いのが始まったとか。
昔の丑年はどんな年だった?
60年前…
ちなみに前回の辛丑は昭和36年、西暦1961年だったよ。この年はJFケネディ史上最年初の43歳で大統領に就任。日本の首相は池田勇人首相だったよ。当時、大日本紡績貝塚工場の女子バレーボールチームが欧州遠征の際に無敗の24連勝をし、「東洋の魔女」と海外メディアから呼ばれ世界中で注目を集めたよ。
48年前…
その後の丑年は昭和48年、西暦1973年、干支は癸牛(みずのとうし)。中東戦争の影響で第一次オイルショックが始まった年で、トイレットペッパーや洗剤を買い占める、買い占め騒動が起こったよ。1970年代はその後飲食店や映画館の営業時間を短縮したり、鉄道事業者の終電繰り上げの取り組みが始まり、省エネルギーへの取り組みが盛んに行われたんだって。そして戦後の高度経済成長期はオイルショックを境に終わりを告げたんだ。
36年前…
その次は昭和60年、西暦1985年、乙丑(きのとうし)。この年アメリカで行なわれた「プラザ会議」で円高不況となったんだけど、これがきっかけで翌年からバブル景気が始まったんだ。昭和60年はスーパーマリオブラザーズが初めて発売され、社会現象を巻き起こしたよ。当時、眉毛は太く描き、コンサバ系ファッションが流行ったんだよ。そしてこの年初めて携帯電話が世に出たんだ。その名も「ショルダーフォン」重さは3kgで電話をかけることしかできなかったけど、価格は20万ほどで使用量が2万円以上、通信料金は1分100円と非常に高額だったんだ。
24年前…
その次は平成9年、西暦1997年は丁牛(ひのとうし) この年は消費税が5%に上がったよ。当時はバブル後の不況の真っ只中。そんな中、ジブリ映画「もののけ姫」が大ヒットし当時の日本映画の興行歴代収入を更新したよ。『生きろ』というキャッチコピーが印象的だったね!その他にも「たまごっち」「ポケモン」などが大ヒット、フジテレビがお台場に引っ越しした年だったんだ。あれから24年…あれれ「意外とそんなにたってたの?」という人も多いのでは?
12年前…
前回の丑年は平成21年、西暦2009年は己丑(つちのとうし)まだまだ記憶に新しいはず?原監督の日本代表がWBCで2連覇を果たす。「おくりびと」「つみきのいえ」米アカデミー賞受賞し、スポーツ・文化と共に世界の檜舞台に上がり話題になったね。
2009年の漢字は「新」実はこの年も新型インフルエンザの流行でマスクが品薄に。令和3年こそはコロナを乗り切りたいね。
こうしてみると、いつの時代も再生・復興して来たんだね。昔の話に想いを馳せながらも、令和3年もみんなで良い年にしたいね!
まとめ
- 今年の干支は丑年、令和3年、西暦で2021年
- 干支は全部で十二支十干の60種類
- 丑年はこれから新しい良い芽が出る予感
- 今年は元旦に一年の計を立ててみない?
- 本年も宜しくお願いいたします。