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ご飯のおかずにも、お酒のアテにもなる、みんな大好きな「餃子」!
でも、餃子がいつから日本にあるのか、餃子はなんであの形なのか、意外と知らないことが多いんだよね。
そこで今回は、餃子について徹底的に調べてみたよ~。
飲み会でも使える「餃子」トリビアとして紹介していくので、餃子について詳しくなりたい人はぜひチェックしてね!
身近なのに意外と知らない?「餃子」のことを調べてみた!
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餃子はお店だけでなく家庭でもよく食べられているメニューだけど、そんな身近な餃子のことを「意外と詳しく知らない…」という人は多いんじゃない?
今回は、そんな餃子のことを詳しく調べてみたよ。
餃子の歴史から日本での餃子の食べられ方など、餃子の「トリビア」を10個、順番に確認していこう!
【餃子トリビア①】餃子は中国では「縁起物」
中国では、実は餃子は「縁起物」。そのため春節(旧正月)や、おめでたい席などでは、良く餃子を食べられているそうだよ。
なぜ餃子が「縁起物」なのかというと、その形が清朝まで中国で使われていた「馬蹄銀」というお金の形に似ているからなんだとか。
「お金に恵まれた生活を過ごせますように」という祈りもこめて、餃子が食べられているんだって。
大みそかには、そんな縁起のいい餃子を、家族みんなで作るという伝統もあるんだそうだよ。
また、餃子の中に「ナツメ」や「落花生」、「硬貨」などを入れて、運試しをすることも。
「ナツメ」を食べた人は幸せな日々を送ることができ、落花生は健康に、硬貨が当たった人は金運に恵まれるといった意味もあるんだって。
【餃子トリビア②】中国では焼き餃子をあまり食べない
日本で餃子といえば「焼き餃子」が一般的だけど、中国ではあまり焼き餃子は食べないんだとか。
中国の場合、蒸し餃子や水餃子がほとんどで、残った時に「焼き餃子」として焼いて食べるらしい。
また、焼く時は中華鍋に貼り付けるように焼くことから、「鍋貼(グゥオティエ)」と呼ばれているんだって。
【餃子トリビア③】中国には紀元前から餃子があった?
餃子は中国から日本に渡ってきた食べ物だけど、その中国ではいったいいつから餃子があったのか?
明確な時期は分かっていないけど、一説には唐の時代から食されていたのではないか、という見解が有力なんだそうな。
というのも、敦煌の遺跡から餃子の「乾燥したもの」が発見されているんだって。
遺跡から見つかった「餃子のようなもの」は、ヒダがあって二つに折られていて、半円形になっていて、まさに今の「餃子」そのものだったそうだよ。
唐といえば紀元前600年から900年ごろなので、そんな昔から餃子のようなものがすでに食べられていたかもしれないって聞くと、餃子の歴史の古さにびっくりだよね!
【餃子トリビア④】日本で初めて餃子を食べたのは水戸黄門?!
では、中国からいつ日本に餃子が入ってきたのか。こちらについても正確な時期は分かっていないんだけど、1707年刊行の「舜水朱氏談綺」という書物で初めて、餃子について触れた箇所があるんだとか。
どんな風に書かれているかというと、明の儒学者・朱舜水(しゅ しゅんすい)が、徳川光圀(水戸黄門)に「福包」を献上したとあるらしい。
この「福包」が餃子だといわれていることから、日本で初めて餃子を食したのは水戸黄門ということになっているだとか。
黄門様は朱舜水と交流する中で、当時「ラーメンも食べていた」らしく、中国の食事にとても興味があったんだろうね~。
【餃子トリビア⑤】餃子購入額1位の市はどこ?
日本で一番餃子が食べられている都市と聞かれたら、「宇都宮市」をイメージする人も少なくないはず。
実は2021年の総務省の家計調査では、1位が宮崎市(宮崎県)、2位が浜松市(静岡県)、3位が宇都宮市(栃木県)で、宮崎市が初めての1位を獲得したんだそうだよ!
ただし、2019年から2021年の平均データでは、1位が宇都宮市、2位が浜松市、3位が宮崎市だったので、ここ数年の平均を出せばやっぱり宇都宮市が1位という結果に。
これからは、宇都宮市、浜松市だけでなく、宮崎市も「餃子の町」として有名になっていくのかも?!
【餃子トリビア⑥】餃子にニンニクが入っているのは日本だけ?
餃子といえば「ニンニク」というほど、日本の餃子にはニンニクは欠かせないもの。
でも本場中国の餃子に、なんと!ニンニクは入っていないそうだよ!
なぜ日本の餃子にはニンニクが入っているのかというと、当時の満州において、餃子に使われた肉は羊肉で、しかも質の悪くにおいのきつい肉だったことから、においを消すためにニンニクを入れて食べていたんだとか。
それを、第二次世界大戦後に中国から引き揚げてきた人たちが庶民に広めたことで、ニンニク入り餃子が一般的になったんだ。
その後、豚肉が使用されるようになってもの、ニンニクと餃子の相性が良いことから、今でも餃子にニンニクが使われているんだって。
ちなみに中国では、ニンニクは餃子に入れるのではなく別添えになっていて、かじりながら食べるらしいよ。
【餃子トリビア⑦】神戸の餃子は味噌で食べる?
日本で餃子を食べるとき、タレは基本的に「醤油」をベースにお好みで「酢」や「ラー油」をプラスといったスタイルが多いけど、兵庫県神戸市では「味噌ダレ」で食べられることが多いんだとか。
神戸で初めて餃子に味噌ダレを使ったお店は「元祖ぎょうざ苑」だといわれていて、創業主の頃末さんが、昭和初期に満州(中国)に渡り、そこで学んだ餃子を戦後日本に持ち帰った際、日本人に合うタレとして、味噌ダレを生み出したんだとか。
ちょっとピリ辛な味噌ダレは、焼き餃子だけでなく、水餃子にも合うんだって!
【餃子トリビア⑧】なぜ日本では「餃子」が「ギョーザ」と呼ばれているのか
中国・北京語では、餃子を「ジャオズ」と発音するんだけど、なぜ日本では「ギョーザ」と呼ぶのか。
由来として、北京語ではなく山東省の方言の「ギャオズ」という発音から、「ギョーザ」になったのではないかという説があるよ。
餃子は山東省から満州に伝わったんだそうだけど、満州の人たちは「餃子」のことを、北京語ではなく山東省なまりの「ギャオズ」という発音をしていたらしい。
それを満州にいた日本人が聞いていて、「ギャオズ」という発音で覚えて日本に帰ってきたものが広まったといわれているんだ。
「ギョーザ」という発音は、特に中国・北京では通じなさそうだから気を付けてね?!
【餃子トリビア⑨】餃子の具材は「白菜」か「キャベツ」か問題
餃子の具材として、日本ではキャベツを入れる人が多くて、たまに白菜を入れるという人もいるよね。
でも本場中国ではキャベツは使わず、白菜を使うことがほとんどだそうだよ~。
また、日本ではキャベツとニラと豚肉というシンプルな具材が多いけど、中国では貝柱やエビ、椎茸などを入れることもあるんだとか。
キャベツもいいけど、旬の時期は白菜がとても美味しいので、本場の中国風に白菜で餃子を作ってみるのもおすすめだよ!
【餃子トリビア⑩】「羽根つき餃子」発祥の地は東京の蒲田?
日本で特に人気なのが「羽根つき餃子」!
今や「羽根つき餃子」は冷凍の餃子でも簡単に作れるので、家庭でも簡単に味わえるようになったよね。
この羽根つき餃子、実は東京・蒲田の中華料理店「你好(ニーハオ)本店」が発祥の店といわれているよ!
お店の創業者の八木功(やぎいさお)さんが、中国で食べたことがある小麦粉の焼き目が美味しい「焼き肉まん」を思い出して、焼き方を真似して餃子を焼いてみたら、偶然にも羽根ができて「羽根つき餃子」が生まれたそうな。
羽根つき餃子が誕生するきっかけになった、焼き肉まんも食べてみたくなるね~。
居酒屋さんで美味しそうな餃子見つけたよ!
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餃子のトリビアを色々確認していると、無性に餃子が食べたくなってくるよね!
餃子はビールやハイボール、酎ハイにもとってもよく合うので、居酒屋さんでも餃子を注文するのがおすすめ!
友達や家族と一緒に、居酒屋さんであつあつの餃子をぜひ食べてみてね~。
まとめ
- 中国で餃子は縁起物。貝柱やエビ、椎茸なども入ってる
- 日本で初めて餃子を食べたのは「水戸黄門」
- 「ギョーザ」の発音は、中国・山東省の方言が由来
- 餃子にニンニクを入れるのは日本だけ。本場中国では入れない
- 羽根つき餃子は東京・蒲田が発祥!