ビールはじっくり味わう時代?クラフトビールの基本を知って、豊かな個性を楽しもう♪

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近頃、クラフトビールを楽しむ人が増えているよね!

でも「クラフトビール」ってどんなビールのことを言うのか、詳しく知らないという人も多いんじゃない?

今回は、クラフトビールの基礎知識や、クラフトビールのさまざまな種類について徹底紹介するよ~。

クラフトビールの魅力を知って、ビールをもっと楽しもう!

そもそもクラフトビールってなに?

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まずは「クラフトビールってどんなビール?」という人のために、クラフトビールの定義について紹介するよ~。

クラフトビールについて、ふわっとしか知らなかった人も、なんとなく知っていた人も、改めて基礎知識を確認しておこう!

小規模の醸造所で作られているビールのこと

クラフトビールとは、大量生産ではなく、小規模な仕込みで作られているビールのことを言うよ。

全国地ビール醸造者協議会(JBA)では、クラフトビールブームを起こしたアメリカの定義に倣って、クラフトビール(地ビール)を下記のように定義しているよ。

  1. 大量生産のビールからは独立したビール造りを行っている。
  2. 1回の仕込単位が20キロリットル以下の小規模な仕込みで、醸造者が目の届く製造を行っている。
  3. 伝統的な製法で製造している、または地域の特産品などを原料とした個性あふれるビールを製造している。地域に根付いている。

上記にように、クラフトビールは、大量生産品のビールとは違い、小規模な仕込みの個性あふれたビールであることが定義されているよ!

以前はクラフトビールを取り扱っているお店は少なかったけれど、今はコンビニでも買えるところがあるぐらい、身近な存在になったよ~。

地ビールからクラフトビールへ

実は、今のクラフトビールブームが起こる前に「地ビール」のブームが起こったことがあるんだよ!

地ビールのブームは、1994年4月に行われた酒税法改正が関係しているんだって。

酒税法改正により、ビールの年間最低製造数量がそれまでの2000キロリットルから60キロリットルに大きく引き下げられたんだよ。

これにより、それまで大手メーカーだけが生産・販売できたビールが、小規模な事業者でも作れるようになり、全国各地に少量生産のいわゆる「地ビール」が誕生したんだって。

地ビールのブームは1900年代後半にかけて下火になってしまったけど、2011年ごろからまたクラフトビール熱が復活し、今のクラフトビールブームへとつながっているんだよ。

ビールは大きく分けて2種類!【ラガー】と【エール】の違いは?

【ラガー】と【エール】の違いは?画像はイメージ

クラフトビールの誕生により、大量生産されているビール以外にもさまざまな種類のビールが飲めるようになったよ!

では、ビールにはどんな種類があるのか?というと、大きくわけると酵母によって「ラガー」と「エール」の2種類に分けられるよ。

それぞれどんな味の特徴があるのか、確認してみよう!

熟成期間は1か月!のどごしが楽しめるラガービール

ビールは酵母を入れて発酵させるけど「下面発酵」と呼ばれる発酵方法でつくられるビールを「ラガービール」と呼んでいるよ。

なぜ「下面発酵」と呼ぶのかというと、発酵が進むにつれて酵母がタンクの底に沈んでいくことから呼ばれているんだとか。

ほかにも「ラガー酵母」などとも呼ばれているよ~。

下面発酵は、約10度前後の低温下で、時間をかけてゆっくりと発酵させる製法のこと。

発酵期間は7~10日ほど、熟成期間は1ヵ月ほどかけるんだって。

そんな下面発酵で作られたラガービールは、すっきりと飲みやすいという特徴があるよ。

ぐびぐびっと、のどごしを楽しめるビールでもあるんだよ。

私たちが普段飲んでいるのはラガービールの中の「ピルスナー」

実は日本で市販されているビールのほとんどは、ラガービールなんだよ~。

下面発酵は低温で発酵されるので、雑菌が繁殖しにくく管理しやすいという、大量生産に向いている製法なんだって。

ビールはラガービールの中からさらにいくつかの種類に分類されるんだけど、日本で市販されている大半は「ピルスナー」と呼ばれる種類。

普段から私たちがよく飲んでいるのは、ラガービールの中の「ピルスナー」という種類だっていうことを改めて覚えておこう!

ビールのさまざまな種類については、後半で詳しく紹介しているので、あわせてチェックしてみてね~。

伝統的製法のエールビールとは?

ラガービールについて分かったところで、次はエールビールについて解説していこう。

エールビールは、ラガービールとは違い、「上面発酵」と呼ばれる方法で発酵されるビールのこと。

発酵過程で酵母がタンクの上のほうに上昇していくので、上面発酵と呼ばれているよ。

また、上面発酵で使用する酵母は、エール酵母とも呼ばれるよ。

上面発酵は、15~20度ぐらいの温度で3~4日間発酵させ、2週間ほど熟成期間をおく。

ラガービールよりも高温で発酵させていることが分かるね。

実はこの上面発酵は、下面発酵よりも古くから行われていて、なんと中世の時代から伝わる伝統的な製法なんだって!

イギリスでは、今もエールビールが主流なんだよ~。

そんな上面発酵で作られたエールビールは、豊かな香りと深い味わいが特徴のビール。

ワインのように色や香りを楽しむビールなんだよ~。

日本でなじみのあるラガービールしか飲んだことがない人がエールビールを飲むと、味と香りの違いにびっくりしてしまうかも?!

クラフトビールには、エールビールの種類がたくさん市販されているので「ビールは苦手で飲まない」「ビールは飲むけどそれほど好きじゃない」という人も、ぜひ一度お試しあれ!

早速試したい♪クラフトビールの種類

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それでは、今話題のさまざまなクラフトビールの種類の中から、とりあえず抑えておきたい基本の種類をいくつか紹介していくよ!

味の特徴などについて紹介していくので、お店で飲むときや購入する時の参考にしてね~。

ピルスナー(Pilsner)|ラガー

まずは、日本でもっともなじみのあるピルスナーという種類から紹介しよう。

先にも紹介したように、日本で市販されているビールはほとんどがラガービールのピルスナーという種類なんだよ。

のどごしさわやかでほどよい苦みがあり、とにかくグビクビーっと飲むのに向いているビール。

軽めのテイストのビールなので、どんな食事にもあいやすいという特徴があるよ~。

シュヴァルツ(Schwarz)|ラガー

続いて、シュヴァルツについて紹介しよう。

シュヴァルツはドイツ語で「黒」という意味があることから、見た目が黒色をしたラガービール。

見た目は濃厚そうな雰囲気だけど、ラガービールならではのさわやかでクリアな味わいが楽しめるよ。

すっきりとした味わいとともに、チョコレートやコーヒーのような香ばしい香りも楽しんでみよう!

IPL|ラガー

IPL(インディア・ペールラガー)は、ホップをたくさん使ったラガービール。

普通のラガービールよりも苦みや香りが強いという特徴があるよ。

ピルスナーと似ている部分もあるけど、ポップの独特の苦みや風味を味わいたい人におすすめのビールだよ!

ちなみに、キリンの「スプレングバレー芳醇496」は、IPLのラガービールとして市販されているので、クラフトビールを自宅で気軽に楽しみたい人はぜひ試してみて!

ペールエール (Pale Ale) |エール

ペールエールは、エールビールの種類の一つで、イギリスで誕生したビール。

ホップの香りや苦味が味わえるとともに、フルーティさもあって、飲みやすいという特徴があるよ。

ピルスナーを飲みなれている日本人でも、比較的飲みやすいビールなので、エールビール入門編としてまずペールエールを試してみるのもおすすめ!

IPA|エール

IPA(インディアンペールエール)とは、先に紹介しているIPLのエールビールバージョンといったビール。

ポップをたくさん使用しているので、とっても苦みが強い!

アルコール度数が高いものも多いので、飲みごたえがあって苦みが好きな人には、癖になる味わいかも?

スタウト (Stout)|エール

スタウトは黒ビールのことで、文字通り、ビールの色は真っ黒!

独特の苦みと香りがあり、アルコール分も強めなので、どっしりとした濃厚でコクのあるビールだよ~。

苦みがとても強そうに見えるけど、IPAほどではなく、泡もとってもクリーミーなので、黒ビールを飲んだことがない人はぜひ一度試してみて!

ヴァイツェン (Weizen)|エール

ドイツ伝統のビールであるヴァイツェンは、小麦から作られているエールビール。

フルーティな香りがして、ホップが少ない分、苦みも少ないのが特徴。

甘い香りがするので「ビールの苦みが苦手…」という人にぜひ一度試してほしいエールビールだよ~。

フルーツビール (Fruit Beer)|エール

フルーツビールは、醸造の途中でフルーツを漬け込んだり、フルーツエキスを加えたりして作られたビールのこと。

ビールの爽快感だけでなく、フルーツの香りが楽しめるのが特徴。

味は使っているフルーツによっても変わるけど、甘口のビールなので、ビールの苦みがあまり得意ではない人にもおすすめだよ~。

バーレーワイン (Barley Wine)|エール

バーレーワインは、ワインという名前だけどれっきとしたビール。

大麦を使っていて、半年から数年かけて熟成するので、ワインのように高いアルコール度数があるエールビールだよ。

フルーティかつ熟成された独特の香りに特徴があるビール。

いつものビールに飽きた人、ビールとはちょっと違った味わいを楽しみたい人におすすめだよ~。

ベルジャンホワイト(Belgian White)|エール

ベルギーで誕生したベルジャンホワイトは、ベルジャン酵母で作られる小麦のビールだよ~。

コリアンダーやオレンジピールで風味付けするので、スパイシーな独特な香りが特徴のエールビール。

スパイスや柑橘系の香り、ほどよい酸味が好きな人におすすめのビールだよ!

セゾンビール(Saison) |エール

セゾンビールは、ベルギーで昔からつくられているエールビールだよ。

フルーティな香りと、のどごしの良さが特徴。

柑橘系の香りを楽しめる軽口の爽やかなビールなので、料理にもあわせやすく、エールビール初心者にもおすすめ!

ちなみに、Far East Brewingの東京ホワイトは、セゾンビールの一種で、フルーティで飲みやすい味わいが特徴。

「東京」をテーマに、こだわりのアロマホップを豊富に使った洗練された香りと華やかな飲み口が魅力のビールだよ~。

エールビール初心者の人も、ぜひ一度試してみてね!

美味しさが堪能できるクラフトビールの楽しみ方!

クラフトビールの楽しみ方画像はイメージ

ここまで、さまざまなクラフトビールの種類を紹介してきたけど、クラフトビールを美味しく味わうための楽しみ方についても紹介しておくよ~。

クラフトビールを初めて飲む!という人は、ぜひ参考にしてね~。

それぞれの味わいを楽しむ

クラフトビールは、いつも飲んでいる市販のビールとは違った風味を感じるビールが多いよ!

そのため、いつものビールよりもっと苦いビールがいい!という時や、フルーティなものが飲みたい!といった時には、気分にぴったりのクラフトビールの種類を選んで飲むのがおすすめ!

普通のビールは苦くて飲めないという人も、苦みが少ないクラフトビールなら比較的飲みやすいので、ビールを敬遠していた人も一度クラフトビールを試してみて!

色の違いを楽しむ

クラフトビールは、モルトの種類よって色が濃いものや黒いものなど、さまざまな色合いがあるのも大きな特徴。

グラスに入れるとその色の違いがはっきり分かるので、色んな種類のクラフトビールの色合いを楽しむのもおすすめ!

色の違いによって味にも変化があるので、黒や琥珀色のビールなど、さまざまな色のビールを飲み比べしてみよう!

香りを楽しむ

クラフトビールは色や味わいだけでなく、さまざまな香りを楽しめるメリットがあるよ!

フルーツやスパイス、アロマなどで風味付けされたビールもあるので、種類によって違うさまざまな香りを楽しんでみよう!

ただし、香りを楽しむなら、あまり冷やし過ぎないようにするのもポイントだよ~。

グラスを変えて楽しむ

ビールは、種類によってグラスを変えて飲むのも楽しみ方の一つ。

例えば、ラガービールなら、細身で背の高いクラスがおすすめだけど、エールビールならチューリップグラスのように、まるみがあって、口元がややすぼまっているタイプがよくあうよ!

また、陶器やガラス、ステンレスなど、グラスの素材を変えて飲んでみるのも、ビールの楽しみ方としておすすめだよ~。

お得なクラフトビールのキャンペーンを発見!

お得なクラフトビールのキャンペーン画像はイメージ

ここまでクラフトビールについて確認してきたけど、やっぱり実際に飲んでみないと分からないよね!

そんな人のために、居酒屋さんで飲めるクラフトビールのお得なキャンペーンを見つけたので紹介するよ~。

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まとめ

  • クラフトビールとは、小規模な仕込みで作られているビールのこと
  • クラフトビールにはラガーとエールの2種類のビールがある
  • 多彩なクラフトビールには、飲み比べや自分の好みを「探す楽しみ」がある
  • 「じっくり味わう」ニュースタイルで、新しいビアライフを開拓しよう