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夏の暑~い日には、外でソフトクリームを売っているお店を見かけるとつい買ってしまう!という人も多いんじゃない?
ソフトクリームは自宅では食べられないから、お店で買ってその場で食べる!ということに特別感があっていいよね~。
でも、ソフトクリームって、市販のアイスクリームとどう違うのか知ってる?
今回は、自宅でもよく食べているアイスクリームとソフトクリームの違いや、知ってるようで知らないアイスクリームの種類について徹底解説していくよ~。
7月3日はソフトクリームの日って知ってた?
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実は毎年7月3日は「ソフトクリームの日」なんだけど、知ってるという人の方が少ないかも?
1990年に日本ソフトクリーム協議会が7月3日をソフトクリームの日に制定したんだけど、「なんで7月3日なの?」って思うよね!
実は日本で初めてソフトクリームが売られたのが1951年の7月3日なんだって。
当時、米軍主催のカーニバルの模擬店で、初めてコーンに盛られたソフトクリームが売られたそうだよ。
初めてソフトクリームを見た当時の人たちは「なんだこの形?」っておそるおそる食べたんだろうね~。
その後、ソフトクリームの美味しさが急速に広まりデパートなどでも売られるようになって、日本で大流行したそうだよ~。
そもそもソフトクリームってアイスクリームとどう違う?
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ソフトクリームとアイスクリームって、どんな違いがあるのかな?
ぱっと思いつくのは「ソフトクリームはめちゃ柔らかい」「アイスクリームよりソフトクリームはすぐ溶けちゃう」って感じだよね。
じゃあ、そもそも成分とか作り方も違うのか?
ソフトクリームとアイスクリームの具体的な違いを確認してみよう!
ソフトクリームとアイスクリームは作る「温度」が違う
ソフトクリームとアイスクリームは、原料は同じようなものを使っているけれど、作る時の「温度」が大きく違うんだよ。
ソフトクリームは、クリームをマイナス5℃~7℃で冷凍したものを、柔らかいまま頂く「できたてのアイスクリーム」。
一方でアイスクリームは、いったんクリームをマイナス30℃以下で急速冷凍して固め、その後マイナス25度以下で保管しているもの。
販売する時にもマイナス18度以下で売られているので、ソフトクリームと比べると柔らかさが全然違うのも分かるよね!
ソフトクリームは和製英語
「アイスクリーム」という単語は外国でも通じるけど、実は「ソフトクリーム」というのは外国では通じない「和製英語」なんだよ~。
ソフトクリームは英語では「soft serve」「soft serve ice cream」というんだって。
日本で使われている「ソフトクリーム」という言葉は、ソフトクリームの総合メーカーとしても有名な日世株式会社の創業者である田中穰治さんが命名したそうだよ!
外国で「ソフトクリームください」って言っても通じないことを覚えておこう!
知らない人も多い?アイスクリームは何種類あるの?
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ソフトクリームとアイスクリームの違いは分かったけど、一言でアイスクリームといっても色んな種類があるのを知ってる?
日本では「食品衛生法」にもとづいて、乳成分の量によってアイスクリームに4つの表示方法があるんだよ~。
アイスクリームの種類別の名称と乳成分の割合を下記の表にまとめたよ!
区分 |
種類別名称 |
乳固形分 |
うち乳脂肪分 |
アイスクリーム類 |
アイスクリーム |
15.0%以上 |
8.0%以上 |
アイスミルク |
10.0%以上 |
3.0%以上 |
ラクトアイス |
3.0%以上 |
- |
一般食品 |
氷菓 |
上記以外 |
では、それぞれどのように違いがあるのか、順番に確認していこう!
1.アイスクリーム
アイスクリームの中で、製品に「アイスクリーム」と表示ができるのは、乳固形分が15%以上、うち乳脂肪分が8%以上のものだけなんだよ!
かなり濃厚な味わいとコクがあるのが特徴で、これぞアイスクリーム!という王道の味!
高級なバニラアイスの多くの製品は「アイスクリーム」に分類されるので、濃厚な味わいのアイスが食べたい時には「アイスクリーム」表示があるものを購入するようにしよう!
2.アイスミルク
アイスミルクは、乳固形分10%以上、うち乳脂肪分3%以上のアイスのこと。
先ほどのアイスクリームほど濃厚ではないものの、それなりにコクがあるので、ほどほどに濃厚で後口さっぱりといったアイスが食べたい人にはおすすめだよ~。
3.ラクトアイス
ラクトアイスとは、乳固形分3%以上のアイスのことだよ。
アイスクリームやアイスミルクと比較すると乳脂肪分がかなり少ないので、さっぱりとした味わいが特徴。
バニラアイスの中にシャリシャリっとした氷が入っている製品なんかもあるよね。
でも、普通にアイスクリームだと思っていた製品も実はラクトアイスだった!ということも多いので、どんな製品がラクトアイスなのか、色々見比べてみると面白いかも?
4.氷菓
ここまで紹介してきたアイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスとはちょっと違っているのが「氷菓」。
かき氷や、果汁などを凍らせてあるアイスキャンディーなんかがあるよね!
濃厚なミルクやチョコ味などではなく、とにかくさっぱりしたアイスを食べたい気分の時には、氷菓がおすすめだよ~。
ジェラートはどこに分類される?
アイスの中には、イタリアで有名なジェラートもあるけど、ジェラートは日本の4種類の中ではどこに分類されるんだろう?
ジェラートの乳脂肪分は5%前後と意外に脂肪分が少ないので、日本の「アイスクリーム」には該当せず、アイスミルクぐらいに該当しそうだね!
ジェラートはソフトクリームのように柔らかい食感が魅力だけど、ソフトクリームよりも製品温度はマイナス8℃~10℃と低めになっているんだって。
果物や果汁などをまぜてあるのも多く、コクがあるけどさっぱりとした味わいなのがジェラートの魅力だよ!
アイスクリームが食後のデザートにぴったりなワケ
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色んな種類があって、とにかく暑い季節にはいくらでも食べたいアイスクリーム!
アイスクリームは特に「食後のデザートに」という人も多いけど、食後に食べたくなるのはなぜなのか?!その理由を確認してみよう。
塩気の多い食事のあとに甘いものを食べたいから
食事には塩分が多い料理も多いけど、塩分を取ったあとって、無性に甘いものが食べたくなるよね!
だから、特に濃い味の食事のあとは、甘~いアイスを食べたくなる人が多いみたい。
でも、甘いものを食べ過ぎると、またしょっぱいものを食べたくなるという無限ループに注意!
口の中をリセットしたいから
食事の内容にもよるけど、油物の食事をとったあとは、口の中がギトギトして気持ち悪いっていうことはない?
だから、食事のあとに口の中をリセットしたい時にアイスを食べたい!という人も多いみたいだね。
甘い系もいいけど、さっぱり系のシャーベットなんかもお口直しにおすすめだよ!
まとめ
- ソフトクリームは和製英語だから海外では通用しない
- ソフトクリームとアイスクリームの違いは「作るときの温度」
- アイスクリームは乳成分量の違いで4つに分類される
- アイスクリームは食事の後の口直しにぴったり♪