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10月16日の「世界食料デー」は、世界の食料問題について、自分にできることを考えてみる日なんだよ。
でも、実際にはどんなことをすればいいのか、わからない人も多いはず。
今回は、世界食料デーに向けて、食料問題について自分ができることを紹介していくので、参考にして、ぜひ実践してみよう!
「世界食料デー」とは?
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世界食料デーは、国連が1981年に定めた「世界の食糧問題を考える日」なんだよ~。
毎年10月16日に設定されていて、その日には世界各地で色んなイベントが開催されているんだって。
具体的にはどんなことを考えるのか、確認していこう!
「世界食料デー」の目的
世界食料デーは、世界で起こっている飢餓や食料問題について改めて考えて行動する日。
世界中にはたくさんの食料が生産されているのに、世界の10人に1人が十分な食事を取れていないんだよ。
日本では毎日たくさんの食料品が廃棄されているのに、他国では満足に食べられていない人たちもいることを、認識することが大切。
10月16日は普段あまり意識していなかった世界の食料問題について、改めて自分にできることを考えてみる一日にしよう!
世界では何が起こっている?世界の食料事情
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毎日当たり前のように食事を取っているけど、それができない国があるのも事実。
実際に世界ではどのような食料問題があるのか、改めて確認してみよう。
作っているけど足りない
飢餓に直面している人たちは、アフリカやアジアの小さな農村部に住んでいる人が多いそうだよ。
そのような地域の人たちは、農作物を栽培できる時期が雨季に限られているので、日照りが続いてしまうと食料が作れなくなってしまうんだって。
農作物ができないと収入もなくなり、病気になっても病院に行けず、子供たちも学校に行けないという状態になってしまうそうだよ。
高くて買えない
国内で食料を調達できずに輸入に頼っている国は、国際市場の価格が上がると食品の値段も上がり、途端に食料が買えなくなってしまうということもあるそうだよ。
高すぎて買えない場合は食事の回数を減らすしかなく、安く手に入る食物で空腹をなんとかしのぐしかないということもあるんだって。
ムダになっている食料が多い
このように飢餓に苦しんでいる国もある一方で、食べられる食品が捨てられてしまう「フードロス」も問題になっているよ。
日本では、本来食べられるにもかかわらず廃棄されている「フードロス」の量は、年間600万tにもなるそうだよ。
フードロスは各家庭で気を付けることはもちろん、食品販売店や飲食店も気を付けていく必要があるよね。
食料問題について私たちができること
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世界食料デーをきっかけに、食料問題について自分たちにできることを考えてみるのがおすすめだよ!
具体的にできることをいくつか紹介するので、自分にできることを探してみよう。
オンラインイベントに参加してみる
10月16日には毎年、日本各地で世界食料デーのイベントが開催されているけど、2020年はオンラインで参加できるイベントも開催されていたよ!
2021年にもオンラインイベントが開催される可能性が高いので、興味のあるイベントがあったら、ぜひ参加してみてね!
情報を展示する
世界食料デーは、あまり知っている人が少ないという印象だよね。
そこで、この時期に飲食店などで掲示したり、広報誌に掲載したりすることで、いろんな人に知ってもらうという活動も一つの方法。
自分のブログやホームページに世界食料デーのバナーを貼るという方法もあるので、自分ができることから始めてみよう!
フードバンクに参加する
フードバンクとは、まだ食べられる食品を飢餓で困っている国に送るという福祉活動だよ!
食料危機の国にはもちろんお金を寄付することもできるんだけど、直接食料品を送ることも可能なんだよ。
フードバンクとして送れる食料には下記のようなものがあるよ。
- 缶詰(特に肉・魚・果物が喜ばれる)
- フリーズドライ食品
- インスタント、レトルト食品
- 調味料
- 飲料
- お米やパスタ
保存がきくものでなければ送れないけど、ギフトなどでもらったけど放置している食品や、自宅に余っている缶詰などがあれば、フードバンクに寄付する活動もおすすめだよ。
食品ロスを減らす「ゼロハンガーチャレンジ」に参加する
国連WFPが開催している、世界食料デーキャンペーンの一環として「ゼロハンガーチャレンジ」に参加するのもおすすめ!
自分たちが取り組んだ食品ロスを減らす行動をSNSに投稿することで、1投稿=120円の寄付につながるというもの。
誰でも簡単に参加できるので、とてもおすすめの活動だよ~。
例えば、下記のような行動が「食品ロスを減らす行動」になるよ。
- スーパーなどの値引き食品を買う
- 規格外野菜を買う
- 野菜の皮も使った料理レシピ
- 残り物を活用したレシピ
- ネットで廃棄されそうな食品を買う
- 残さずに食べる
など
食品ロスを減らす活動は意外に簡単にできるので、自分にできることを見つけてSNSにたくさん投稿しよう!
飲食店の食品への取り組み
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居酒屋で有名なモンテローザグループでは、取り扱っている食品の安全性にこだわり、直接提携した農場との独自ルートで一括購入した、とても良質で新鮮な野菜を使っているよ!
環境にも配慮してエコ野菜を使っていて、栄養もたくさん含まれているんだって!
また、モンテローザはフード・アクション・ニッポンの活動にも参加しているよ~。
フード・アクション・ニッポンは、輸入に頼ることなく、国産の食材の消費拡大を目指している取り組み。
フード・アクション・ニッポンでは国産食材の拡大や促進だけではなく食品ロスについても取り組んでいるんだって。
美味しい食品をムダなく消費するために、自分たちが飲食店に行く時にも、食べられる範囲で注文するなど、食べ残しをしないことを意識してみよう!
まとめ
- 世界食料デーは世界の食料問題について考える日
- お金を寄付するだけでなく、食料品を送る「フードバンク」という活動もある
- 食品ロスを防ぐために普段から意識して行動することが大切