【薬味で味変】HOT♪HOT♪薬味とハーブ・スパイスの違いって?

食欲のない日はそうめんや冷奴に助けられることも多い画像はイメージ

まだまだ暑さが厳しいこの季節。食欲のない日はそうめんや冷奴に助けられることも多い。つるんとした口当たりはさることながら、薬味という名脇役あってこその涼味である。実は薬味の歴史は古く、江戸時代にはうどんに薬味を添えて楽しんでいたという。そんな昔からあるのか。やっぱり薬味を欲するのは、日本人としてのDNAだったんだなぁ。そういえば暑い日はカレーやエスニック料理などスパイシーなものが食べたくなるけど、その感覚と似てるのか?薬味とスパイス、ハーブは遠い親戚なのでは…と調査してみると意外な答えが返ってきた。

薬味とハーブ、スパイスの違いって?

薬味とハーブ、スパイスの違いは、厳密には分類できない複雑な関係にある。画像はイメージ

ハーブとスパイスは、厳密には分類できない複雑な関係にある。というのも、どちらも薬味の一部だから。薬味というと日本では麺や冷奴に添えるネギや生姜のイメージだが、実はハーブやスパイス、柑橘類や鰹節などの料理に添えられる香味料全般を指す。さらに薬味には漢方薬における生薬を意味することも。実際に生姜や紫蘇、山椒など身近な薬味も漢方に用いられている。つまりハーブもスパイスもとにかく薬味なわけだが、ハーブは香りが強く料理に用いられる植物の葉や花を、スパイスは主に樹の皮・果実・種子類などのいわゆる香辛料を意味する。それぞれのルーツは全く異なる地域にあり、それがスパイスとハーブの垣根を曖昧にさせている。たとえばスパイスに分類されるものでも植物学上はハーブ、など用途や地域によってその認識はさまざまなのだ。

どんな効果があるの?

薬味は料理の味を引き立ててくれたり、華やかな香りで料理を更に美味しくしてくれる。画像はイメージ

薬味は料理の味を引き立ててくれたり、華やかな香りで料理を更に美味しくしてくれる。しかし何よりも気になる効果が健康に良いということ。その効果を一部早速紹介していこう。

抗酸化作用で老化にブレーキ!

金属が錆びるように、人の身体も酸化が進むと肌荒れや血管の老化、生活習慣病を引き起こすなど私たちの健康に大きなダメージを及ぼすこともある。
薬味には抗酸化作用の高いものが多く、身体の酸化を抑えてくれるという。中でもしそに含まれるポリフェノールは抗酸化作用がとても高いとされ、まさに身体の錆止め的存在だ。「私普通の葉っぱですよ」ってすました顔して、やりよるな。

食欲増進効果&消化促進作用で元気な胃腸をGET♪

薬味の香りには食欲増進効果があるといわれているが、さらに胃腸を強くしてくれるものも多い。たとえばカレーに欠かせないスパイス・クミンには食欲増進効果だけでなく、食べすぎた時にも消化を促進させる効果がある。暑い日はカレーが食べたくなるって、もしかして理にかなってた?

溜めない身体に☆デトックス効果がすごい

好き嫌いで討論になる食材ランキング第1位に輝くであろうパクチーは、まさにデトックス食材の王様。水分代謝を活発にしてくれるだけでなく、体内に溜まった有害金属を身体の外に排出してくれるキレート作用という働きを持つ。これはもうアンチパクチストもあやかりたい。

香りと栄養で心おだやかに♪

仕事、家庭、人間関係…ストレスで気が狂いそうだあァァアアァ!という時こそ薬味の出番。香りが脳にもたらすリラックス効果はもちろん、例えば生姜には幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンを増やす効果があるぞ。といっても食べすぎはNG。少量でも効果が期待できるので、身体への配慮もお忘れなく。

香りを楽しむクセうまメニュー5選

辛旨串

白木屋で世界中のスパイスを味わえる「辛旨串」画像はイメージ 白木屋

世界中のスパイスを味わえる「辛旨串」。中でも外せないのはやっぱり日本の「食べる七味」。うどんや丼ぶりに欠かせない身近なスパイスだけど、真剣に七つの味を味わったことなんてないよなぁ。ハリッサやシラチャーソースなどの珍しいスパイスと共に食べ比べで楽しみたい♪

蒸し鶏のねぎソースがけ

ビールに合いすぎるねぎソースには生姜がIN、唐辛子ON♪とまさに薬味づくしな一品。画像はイメージ 白木屋

ビールに合いすぎるねぎソースには生姜がIN、唐辛子ON♪とまさに薬味づくしな一品。さらにしっとりジューシーな蒸し鶏の下には、スライスしたアーリーレッドがこんにちは♡さっぱりなのにスパイシー、あーこれもう間違いないやつだわ。

和風トムヤムクン

タイ料理の中でも人気の「トムヤムクン」が和風に進化している画像はイメージ 白木屋

タイ料理の中でも人気の「トムヤムクン」が和風に進化しているだと…?リラックス効果の高いレモングラスのほか、日本のハーブとも呼ばれるみつばと梅干しが入ってバテ気味の身体にしみじみと染み渡る。さらにおもちも入ってボリュームも◎ 薬味の食欲増進効果で、最後の一滴までペロリ♪

バジルソーセージとチョリソーの2種盛り

スイートバジルのさわやか香りが贅沢なバジルソーセージと、ピリ辛がクセになるチョリソーにはマスタードをたっぷりつけて食べたい。画像はイメージ 笑笑

スイートバジルのさわやか香りが贅沢なバジルソーセージと、ピリ辛がクセになるチョリソーにはマスタードをたっぷりつけて。香り豊かなクレソンも一緒に頬張れば、ちゃっかり栄養もGET♪

笑笑流 もつ鍋(鶏塩白湯)

もつ鍋なら野菜もたっぷり摂れるから、ダイエットしながらアンチエイジングなんていいとこドリも叶うかも♡画像はイメージ 笑笑

薬味感ゼロ~、ハイ暑い~。とスルーするのはもったいない。ニンニクといえばスタミナがつくイメージがあるが、抗酸化作用を積極的に働かせる効果も。ニラには抗酸化作用があるので、思わぬ相乗効果も期待できそう♪ちなみにもつはこってりとしたイメージだけど、カロリーはなんと牛タンの約半分。もつ鍋なら野菜もたっぷり摂れるから、ダイエットしながらアンチエイジングなんていいとこドリも叶うかも♡

早速今日から秋支度♪

普段なんとなく食べていた薬味だけれど、脇役と思いきや見逃せない効果が沢山詰まっていた。夏の終わり、薬味を上手に取り入れて季節の変わり目に備えよう。

まとめ

  • ハーブもスパイスも薬味のひとつ。
  • 薬味は江戸時代から使われていた。
  • 身体だけでなくココロのケアにも◎
  • 効果が強く出てしまうので食べすぎには注意×

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